20070111

20060712 Paris→Brussels

本日はブリュッセルに移動です。憧れの赤い列車・タリスに乗るためメトロで北駅へ。
出発直前に高ディスカウント率の乗車券を購入できたのは大変幸運でした。
なんと25ユーロ。
目測を誤ってかなり早く着いてしまったので、
カフェでサンドイッチとカプチーノのブランチを。
ぼんやりしていると、旅行者らしき人に何やらフランス語で尋ねられ、
「フランス語はできません」と言うと「今君はボンジュールと言ったじゃないか!」と
少々ムッとした調子で言い返されました。それは逆切れではありませんか。


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特に意味は無いのですが、ワールドカップ直後だったのでなんとなく。


インフォメーションのマダム(ご年配)の見事なミニスカート&脚線美にみとれているうちに、タリスがホームに到着。TGVより車両もきれいで快適です。
しかしTGVの時と同じくこれまた後ろ向き走行。
シートが回転すればいいのに。いや、もしかしたら回転できたの?
乗車時と出発直後に検札があっただけで後は何も無し。
こんなに簡単に国境越えられるのですね。
車内では、フランス語→オランダ語→ドイツ語→英語の順にアナウンスが。
どんどん未知の言語の国に近づいていくなぁと実感したのでありました。


そして1時間半ほどでブリュッセルはミディ(南)駅に到着。
あら、入国審査とかも無いのですね。
なぜかCDG空港で入国のハンコを押してもらえなかったので、この時私のパスポートは
関西空港を出発したまんまになっております。前回のパリ旅行の時も押してもらえなかったので、パスポート上では私はフランスに行ったことが無い事になっております。何故に。
で、このミディ駅がなんだか暗いしわかりにくい。
観光案内所もすごい行列だったので、「まあいいか」と適当に歩き出しました。


すぐ迷いました。何故地図を見ない。私の悪い癖です。


なんだか辺りの雰囲気もあまり良くなく、道を尋ねるのにもちょっと勇気が必要な
いかつい方ばかり。ようやくホテルに続く通りを見つけて、安心いたしました。
今夜の宿は“EUROSTARS GRAND PLACE”。
今回の旅で2番目に高いだけあってえらいこと立派であります。


冷蔵庫のビールで一服してからてくてく観光に出かけました。目的地はマンガ博物館。
ホテルから歩くこと十数分。ブリュッセル中心部は思った以上に狭かったです。
受付のマダムが貸してくれた英語のガイドファイル(説明ギッシリ)を片手に館内をまわります。日光が存分に差し込む設計で、とても明るく、そして暑い。
空調が無いので、熱気ムンムンです。冗談抜きで、意識がボーッとすることしばしば。
展示数がかなり多く、流れる汗を拭きつつとにかく必死で全部見ました。
アニメーションスタジオのジオラマがちょっととぼけた感じで面白かったです。
あと、昔よく見た青い小人(チーズのキャラクターだった)もいました。
小さい頃は青い顔がこわい(失礼な)と思っていたけど、
今見ると愛嬌があるような無いような。
ミュージアムショップで買い物をした時、漢字のサインを見たマダムが
「読めないけどとてもビューティフル」と褒めてくださいました。


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左2つがマンガ博物館〈Centre Belge de la Bande Dessinée〉。右端はどこかで見つけた素敵なビル。


せっかくなので観光名所を通ってホテルに帰ることに。
欧州最古のショッピングアーケードGaleries St-Hubertで、
ぶらぶらウィンドウショッピング。
ブリュッセル中心の大広場 La Grand-Place は、ど真ん中で大々的に工事中。がっくり。
そして小便小僧。うっかりすると見落とすぐらい小さかったです。
正式名称はManneken-Pisと言うらしいのですが、こんなサイトがありました。
イントロの“Be careful! He's small...”の文字が浮かび上がってくるところで既に笑えます。
不真面目なのか真面目なのか判断しかねるところです。
そしてベルギーと言えば、ベルギーワッフルや魅惑のスイーツたち、と思っていたのですが
もうとにかく暑すぎて暑すぎて、甘いものにまったく食指が動きません。


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リアルでうつろな瞳の赤子人形に目がくぎづけ。


そこでもうひとつ、ベルギーと言えばビール!なのですが、
なぜか中華料理店に腰を落ち着けている私。青島ビールを頼む私。
なぜだか無性に炒飯が食べたかったのです。
この“潮洲城大酒○(漢字忘れました)”というお店、ご主人もやさしく、海老炒飯も美味しく、大変よかったのですが…やはり、量が、多い。なんだか申し訳なくて残せません。
この時私は“休憩せずに食べる”という技を身につけ、見事完食しました。
お茶碗6杯ぐらいあったでしょうか(遠い目)。


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そこから歩いて数分のホテルに戻って約30分後。
モーレツな胃痛に襲われた私は胃薬を握りしめたままバスルームの床で
1時間以上倒れていたのでありました。