20070408

20060721 Berlin

快適なことこの上なかったノボテルとも今日でお別れ。
ありがたいことにチェックアウトは12時なので
のんびりバスルームで身支度を整えておりました。
するとスピーカーから何やら懐かしいようななんとも言えない音楽と掛け声が。
バスルームから顔を出してみると、


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インストラクター&出演者の方々の平均年齢、
そしてそれによる身体の切れ味の違い以外はまるでNHKテレビ体操を観ているよう。
ついついチャンネルをまわして他にもあれこれチェックしてみました。
男女関係のもつれを解決する番組では、当事者のカップルとその友人たちが
ブラウン管の向こうで泣きわめき、怒り、罵り合い、朝から大変です。ベッドシーンを含む再現ドラマを経て、最後は熱烈なキスを交わしつつ終わってしまいました。
またある番組ではレザーのSMコスチュームを身にまとった大変恰幅の良い女性たちによる
ポールダンスの競演など、滅多に見る事のできない貴重なものを拝ませてきただき、
えーと何度も言いますが、今は、朝です。
ドイツと言う国が私にはまだよく理解できていないようです。


で、ようやくノロノロとホテルを後にしました。
本日の宿で荷物を預かってもらおうと、目指すはPrenzlauer(読めない)地区。
アレクサンダープラッツ駅でSバーンからUバーンに乗り換えなければいけなかったのですが、この移動が遠くて遠くて。
早くもバテつつ、Eberswalder Str.(読めない)駅で下車。
余談ですが、途中横に座った超美少年の「ダンケシェーン」と言ったその声が
おっさん間際でびっくりしました。


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さて、Prenzlauer地区。
古びた街並と、道端の木々と、所々に見られるこじゃれたお店のバランスがよい感じ。
この辺りは東時代の雰囲気がまだまだ色濃く残ってて、しかし家賃が安いこともあって
ショップや飲食店が続々増えており、近年若者に人気のエリアとなっているそうです。
そうこうするうちに今晩からお世話になる Aurora Hostel になんとか辿り着いたものの、あら、留守?
仕方なくしばらく時間を潰そうと、少し歩いて MAI THAI SNACK というお店でランチをとることに。通りに向かって座って道往く人を眺めていたのですが、なんだかやけに可愛いメガネっ娘が多いです。
ビールを飲みつつ待っていると、オーダーしたナシゴレンが運ばれてきました。
ご飯粒がエベレスト級に盛り上がってます。食べてみると、ん?カレー味?
ナシゴレンを「焼飯」と訳せばこれでも間違っていないのですが、
かなりイメージと違います。
でも美味しい。しかも食後にジャスミン茶を頼んでも合計7.3ユーロ。大満足です。


Aurora Hostel に戻ってみると、今度は無事中に入ることができました。
WEBサイトで写真はチェックしていたのですが、かなり雰囲気良しです。


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これはレセプションの部屋。


ようやく身軽になったところで、先日どこかの駅で大きなポスターを見て気になっていた
「BERLIN TOKYO TOKYO BERLIN DIE KUNST ZWEIER STÄDTE」を観に行くことに決定。六本木ヒルズの森美術館でやってた(「東京ーベルリン/ベルリンー東京展」)らしいですね。
Uバーンとバスを乗り着いて、 新ナショナルギャラリー NEUE NATIONAL GALERIE に到着。ミース氏設計の重厚な建物が素敵です。


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これがポスター。草間彌生さんの作品の写真がインパクト大です。


肝心の展示ですが、“19世紀末から現代に至る両国の文化・芸術的交流の軌跡をたどる”というだけあってこれがもう規模がすごく大きくて。
観ても観ても終わらない、みたいな。
大正〜第二次大戦前後ぐらいがおもしろかった、と書いてある私のメモが見つかりましたが
すみません、今や既にほとんど記憶がありません。
しかし大正時代のモガ&モボに触れたコーナーで、
日本の“モダンガール”が“Modan Garu”と表記されているのを見て、
日本人の英語の発音の壁をしみじみ感じたことははっきり覚えています。


予定を立てていなかったので、時間が中途半端になってしまって悩む私。
そうだ、もう一度ジーゲス・ゾイレを見に行こう、と、またもや車中の人となりました。
まあ近いんですけども。
バスを降りてティーアガルテンの歩道をジーゲス・ゾイレ目指して歩きます。
緑の木々の中にいると、ここが街の中心部とはとても信じられません。
マイナスイオン浴びまくり。
たくさんの人が上半身裸になって日光浴してます…というか日射病で死んじゃいますよ!
こんな炎天下で!
やっとジーゲス・ゾイレに到着。当然ですが、顔は見えません。
ここでイベントでもあるのか、ステージやたくさんの屋台の設営準備真っ最中でした。
で、一瞬で鑑賞終了。あんなに実物を見ることに憧れていたのに。
この時の私の淡白さは、今の私からすると信じられません。


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この時天使たちは私の心の声を聞いてくれていたのでしょうか。


またもやバスに乗って、アレクサンダープラッツへ。宿に帰るつもりだったけれど、
ワールドカップ直後でサッカーボール模様のTV塔を眺めていると
上ってみたい気持ちがムクムクと。
中に入ってみると結構混雑しています。展望台へはエレベーターであっという間。
途中ガイドさんがタワーについて英語で説明してくれるのですが、
わかったふりをして聞いていたら「わかってますか?」とピンポイントで尋ねられました。
もちろんまったくわかっていませんでした。
あいにく眺望抜群!という天気ではなかったのですが、高いところ好きの私は大満足。
しかし、この手のタワーの展望台ってどこも似たような造り&雰囲気ですよね。
美術館のカフェにはぬるいノンアルコールビールしかなかったので、
ここで冷えたビールを流し込み、ぼんやりすることしばし。
TV塔内部のレトロなまんまのインテリアは好みでした。


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今度こそ帰ろうと、再び駅へ。
何か食べるものを仕入れておこうといくつかサンドイッチ屋さんを覗いたけれど、
食べたいものが見つからず。今朝まであれほど見かけたソーセージ屋さんも、
何故かこの辺ではほとんど発見できず。
結局宿近くまで戻って、スーパー kaiser's に行ってみる。
うーん、やはり食べたいものが見つからない。
という訳で、本日の晩ご飯は宿で買ったビールのみ、という悲惨な結果になりました。


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本日見かけたものたち。ビールの写真は昼ではなく、夜です。


このホステルのサイトで外観の写真を見た時に、
「どうして窓の光が色とりどりなのだろう?」と思ったのですが、夜になって納得。

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枕元のライトがこんな感じでした。
各色のつまみをまわして自分で好きな色に調整できるのですが、
最初の夜はその事に気付かず、
「私の部屋は紫か…」と大人しくどギツい光に包まれて過ごしたのでありました。


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[Hotel] DORINT NOVOTEL BERLIN AM TIERGARTEN

またもやBOOKING.comで見つけたこのホテル。
実にこの旅、BOOKING.comが大活躍です。
ガイドブックで場所を調べてみると、ツォー駅からSバーンでわずか一駅、
市内きっての繁華街クーダムエリアの拡大地図にもかろうじて掲載されていた
(といってもページの最上部、半分切れていた)ので
「まあこれぐらいなら不便は無かろう」と思っていたのですが、
周辺にお店らしきものはほとんど見つけられませんでした。探し方が悪い?
しかし駅は目の前だし、ティーアガルテンをぶらぶら散歩するにはもってこい
(私はしてませんが)。
変更不可・返金無しのHot Dealsプランで予約。
飛び抜けて格安だったので「“スーペリア・シングル”といっても名前だけでは」と思っていたら、超々スーペリア。しかもベッド、我が家の小さなベッドの4つ分ぐらいありそうですよ! 神様、どうもありがとうございます。
でんぐり返しが2、3回できそうな広いスペースにソファーや可動テーブル付のTVボード。
トイレとバスルームが別になっているだけでなく、シャワースペースまで。なんと。
室内は段差の無いバリアフリー構造となっておりました。素晴らしいです。
ちなみにミニバーのビールはソフトドリンクと0.2ユーロしか変わりませんでした。
それなら飲まずにおられようか。ビール大国万歳。



|Dorint Novotel Berlin Am Tiergarten|
Strasse des 17 Juni 106-108
10623 BERLIN
http://www.novotel.com/

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